~弁護士としての実務経験を基盤に、法的文書作成のDXを推進し、専門家が本質的業務に集中できる環境を実現~
株式会社BoostDraft(本社:東京都千代田区、代表取締役・CEO:藤井 陽平)は、共同創業者 兼 Chief Revenue Officer(CRO)である渡邊 弘(弁護士・西村あさひ法律事務所・外国法共同事業所属)が、弁護士ドットコム株式会社(東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO・弁護士:元榮 太一郎)主催の「BUSINESS LAWYERS AWARD 2025」において、「起業」部門を受賞したことをお知らせいたします。
受賞理由
大手法律事務所でのM&A実務の経験から、法務文書作成の非効率性に着目し、自らの課題意識を基にリーガルテック企業BoostDraftを2021年に共同創業した。開発したサービスは、表記揺れや参照条文の確認といった反復作業を自動化し、法務実務のDXを推進。五大法律事務所の全てに導入されるなど、日本のリーガル最前線を支えるインフラとなっており、今後のさらなる発展が期待される。
(BUSINESS LAWYERS AWARD 2025 審査委員会より)
受賞の背景
契約書などの法律文書は、厳密さが求められる一方で、用語の統一や参照条文の確認など、形式的なチェック作業に多くの時間が費やされています。その結果、弁護士や企業法務担当者が本来注力すべき内容検討や交渉準備の時間が圧迫される状況が続いてきました。
渡邊は、大手法律事務所での弁護士経験を通じてこうした非効率を実感し、仕組みを変える必要性を感じたことから、2021年にBoostDraftを共同創業しました。
Microsoft Word上で動作する文書作成支援ツール「BoostDraft」は、非効率な反復作業を自動化し、文書の品質を維持しながら作業時間を大幅に削減します。現場発のリーガルテックとして、五大法律事務所をはじめとする多数の法律事務所や企業法務部門で導入が進んでおり、今回の受賞は、こうした専門職の生産性向上に向けた取り組みが評価された結果となりました。
渡邊 弘 コメント

このたびは栄誉ある賞を賜り、誠に光栄です。
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業では、多様な大規模国際案件を通じて高度な法務実務の現場を経験し、その中で感じた「法的文書作成に内在する非効率」がBoostDraft創業の原点となりました。BoostDraftは、AI契約レビューサービスとは異なる視点から、弁護士や法務部門がより戦略的な業務に集中できるよう支援するリーガルテックとして、グローバル企業や全ての五大法律事務所をはじめ多くの法務専門職に利用いただいています。今後も法務実務を支えるインフラとして、業界全体の進化に貢献してまいります。
■渡邊 弘(わたなべ・ひろし)について
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業所属弁護士。同所でファイナンス、M&A、国際取引案件を担当の後、スタンフォード大学でLL.M.およびMBAを取得。在学中に法務文書作成の非効率を課題として捉え、エンジニアとの対話を通じてリーガルテックの可能性を探求。2021年に株式会社BoostDraftを共同創業し、法務実務のDX推進と生産性向上に取り組む。
「BUISINESS LAWYERS AWARD 2025」について
弁護士ドットコム株式会社が同社の設立20周年を記念して創設した、企業・社会変革を担う弁護士を表彰するアワードです。審査委員長は久保利英明弁護士、審査委員には企業法務や学術分野の有識者が名を連ね、ガバナンス改革、ビジネスと人権、スタートアップ支援、起業など全10部門で優れた実績を持つ弁護士を選出しました。
公式サイト:https://business-lawyers-award.jp/
法務向け総合文書エディタBoostDraft」について

BoostDraftは、法的文書の見栄え調整や校正などの「形式的」作業を自動化するソフトウェアです。Microsoft Word上で動作するため、業務フローの変更負担が小さく活用できます。動作にインターネットは基本不要で、機密情報が漏洩する心配もありません。2024年に文書比較を高速化する「BoostDraft Compare」の提供も開始。2つのサービスで法務部門の効率化と品質向上を実現し、本質的な法的文書の審査を後押します。
URL:https://boostdraft.com/ja/
株式会社BoostDraftについて
会社名 :株式会社BoostDraft
代表取締役・CEO :藤井 陽平
設立 :2021年4月
本社 :東京都千代田区平河町1-6-15 USビルディング8F
問い合わせ先 :info@boostdraft.com