導入事例インタビュー

株式会社西武ホールディングス様

体裁チェックの10分を1〜2分に削減。

グループ全体で契約書の品質統一も実現

株式会社西武ホールディングス様は、「でかける人を、ほほえむ人へ。」をスローガンとして掲げ、お客さまの行動と感動を創造するとともに、株主、従業員、地域社会等すべてのステークホルダーの満足度を向上させ、豊かで持続可能な社会の実現を目指しております。現在は、不動産事業、ホテル・レジャー事業、都市交通・沿線事業など生活に密着した分野で事業を展開する100社超・2万人規模の西武グループを統括する、純粋持株会社です。

 

同社の法務部は、西武グループ各社出身の社員に加え、弁護士、他社で法務業務の経験を積んできた社員など、さまざまな人材で構成されています。多様な人材が活躍するなか、組織として更なる品質の標準化とより高度な案件に注力するためのリソース創出が課題となっていました。

 

そのような中、契約書審査における形式的作業を効率化できる「BoostDraft」を導入。契約書審査業務の時間や工数の削減はもちろんのこと、社員の経験やスキルに関わらず、契約書の品質を一定水準以上に統一できるようになりました。
今回は、BoostDraft導入までの背景や導入後の具体的な効果について、法務部の荒井様、山本様にお話を伺いました。

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左から、荒井様、山本

社名
株式会社西武ホールディングス
業種
陸運業
従業員数
337人(2025年3月31日現在)

導入前の課題

  • 契約書の形式的作業は、ミスの見逃しがないよう集中しなければならない業務で、確認工数も心理的な負担も大きかった
  • 多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成される組織として、個人の経験則のみに頼らず、誰もが一定の品質を維持できる仕組みを整えることが急務だった
  • 主要なグループ会社の法務組織を統合したことで、担当者の習熟度に関わらず組織として常に一定かつ高品質なアウトプットを維持できる仕組みを構築することが、さらに重要になった

BoostDraft導入後の効果

  • BoostDraftで契約書の形式エラーをチェックできるので、法務のスキルや経験問わず誰もが標準的に形式を整えられるようになった
  • グループ全体で契約書の品質が統一され、形式的なミスがない契約書が当たり前に
  • これまで10分程度かかっていた形式的作業が1〜2分で完了し、ミスを見落とすこともなくなり不必要な労力も心理的な負担も軽減した
  • 形式的作業の削減により、法的知識の学習、難度の高い重要案件への対応又は予防法務施策の実施など、それぞれの役割や経験に応じた『本来注力すべき業務』に時間を割けるようになった

 

組織としての品質の標準化と、本来業務に注力する時間を捻出したい

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ーー法務部の体制や業務内容、お2人の役割について教えていただけますか。
荒井様:当社法務部は、2025年4月から、主要なグループ事業の法務業務を一体で運営する体制をとっています。2026年3月時点、法務部には16名が在籍しており、グループ法務、不動産事業、ホテル・レジャー事業、都市交通・沿線事業の大きく4つに分類してチームを構成しています。


私の所属する法務部グループ法務チームは、西武ホールディングス(以下、「西武HD」)・グループ全体で取り扱う案件全般について、契約書審査および法務相談対応を担当しています。私は課長として、特定の領域に限定せず、西武HDの各部署や担当する子会社から寄せられる案件をグループ法務チームメンバーと幅広く見ながら、内容の確認や論点整理を行い、必要に応じて助言・方針提示をしています。特に、各審査担当者が作成・審査した内容については、全領域を対象にダブルチェックを行い、法務判断の品質確保とリスク管理の観点から、最終的な確認を担っています。


山本様:私は、荒井と同じく法務部グループ法務チームの一員として、HD各部署およびグループ内子会社からの契約書審査・法務相談対応を担当しています。業務の中心は契約書審査で、処理件数の目安は担当者1人あたり月約15~30件程度です。案件によっては、契約書の確認にとどまらず、プロジェクトの導入から完了まで法的リスクを整理し、対応方針の検討・内容の監修・ハンドリングを行うこともあります。取り扱う領域は幅広い一方で、法令単位で担当を固定しているわけではなく、実務上は各メンバーの強みを活かして役割分担しています。その中で私は、これまでの経験から、主に投資と広告事業の案件を担当しており、あわせて景品表示法に関する景品審査や表示・企画の相談対応も行っています。

ーー貴社で取り扱う契約書の件数はどの程度でしょうか。
荒井様:法務部のなかでも、担当する事業によって契約書の件数は異なります。ホテル・レジャー事業および不動産事業を担当するチームは、1人あたり月間80〜120件の契約書審査を行っており、グループのなかでも取り扱う件数は多い方です。

 

対照的に、西武HD・グループ全体および都市交通・沿線事業を担当するチームは、規模感の大きな契約内容を扱うことが多いことから、1人あたり月30〜40件と件数自体は少なく、その分一つひとつの内容が重く高度な法務スキルを要するものを扱っているように思います。あるいは、商標など別の業務に対応している影響も受けています。

ーーBoostDraftを導入する以前、契約書審査に関して抱えていた課題をお聞かせください。
荒井様:当社の法務部は、西武グループ各社出身の社員に加え、弁護士、他社で法務業務の経験を積んできた社員など、さまざまな人材で構成されています。そのため、組織としてアウトプットの更なる標準化と底上げが課題となっていました。また、西武グループの事業展開・成長に伴い法務部門が活躍するフィールドが広がり、対応すべき案件が高度化する一方、限られたリソースで効率的に仕事を進め、成果を出すことが求められています。そんな中、契約書審査にあたり形式面のチェックという作業にリソースが割かれており、より重要度の高い案件や本来業務に注力する時間を捻出したいと考えていました。

ーー契約書の体裁や形式を修正する作業についても、課題は大きかったのでしょうか。
荒井様:大前提、契約書の形式に関わる作業は法務担当であればできていてほしいと思っておりますが、法律条文や法的文言などの内容にこそ注力してほしいので、形式作業は極力削減できればとも思っていました。

 

また、チームによっては、たとえば「及び」「および」といった表記ゆれがないかのチェックリストを用意していましたが、業務に慣れるにつれて確認が甘くなることもありますし、確認しようと検索をかけてもヒットせず見過ごしてしまうこともあります。その後、完成度が低い契約書のWチェックを上長に依頼してしまい、上長がその確認や修正作業を行うといった負担も発生していたと思います。人によって改善余地や課題が大きい領域ではあったと感じていました。

 


 

Wordアドインで「まさに欲しい機能」。心理的負担の軽減で十分な費用対効果を発揮

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ーーBoostDraft導入のきっかけや、グループで活用するまでの経緯を教えてください。
荒井様:グループ内のインハウスローヤーが、登録しているメルマガでBoostDraftのことを知り、すぐにトライアルをしたいと熱望したことがきっかけです。

 

いくつかのリーガルテックは使っていたのですが、BoostDraftがWordアドインで利用できることに強く関心を持ちました。オンライン環境に契約書ファイルをアップロードする煩雑な手間がなかったり、作業するのにちょっとしたロード時間もなくスピーディーに対応できるといった点が助かると思ったのです。

 

また、表記ゆれや定義ゆれ等の形式エラーを検知する精度も高く、修正が容易にできるところで「まさに欲しい機能」だと思いました。比較的安価でコストパフォーマンスが高かったこともあって、トライアルから導入までスムーズに進められました。

 

山本様:トライアルの短い期間でも、とても使いやすくこのまま導入して使いたいという声があがっていましたね。先程出た「及び」と「および」を細かく確認する作業は、見逃しがないように集中しなければならないものです。その作業自体がBoostDraftによって削減できれば心理的な負担も軽減できると実感しましたし、それだけでも十分な費用対効果が発揮できると思いました。


荒井様:元々は都市交通・沿線事業でスモールに導入したのですが、一定の成果が出てきたので、その後他の事業部へ順番に展開をしていくなか、法務部となったタイミングで、法務全員がBoostDraftを活用するように整備を進めていきました。

 


 

誰もが標準的にチェック可能。グループ全体で契約書の品質を統一

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ーーBoostDraft導入後、課題がどのように解決されたか教えてください。
荒井様:BoostDraftが契約書の形式ミスやエラーをチェック・修正してくれることで、法務のスキルや経験問わず、誰もが標準的に形式を整えられるようになったのは非常に助かっています。

 

また、グループ間でそれぞれのチームの契約書を見る時もありますが、表記ゆれなど形式に関するエラーがほとんどないぐらいに整っているので、グループ全体で契約書の品質を統一できていると実感もしています。グループとして形式的なミスがない契約書が当たり前になってきているかもしれません。

 

山本様:過去の契約書を取り寄せて中身を見る時もあるのですが、インデントがガタガタであったり、条項番号の振り方が不統一であったり、形式が整っていないものが多い印象を受けます。それと比較すると、現在はBoostDraftのおかげで契約書の形式は統一されてきています

ーー契約書審査を行う実務目線ではいかがでしょうか。
荒井様:もちろん効率化を実感しています。契約書のボリュームにもよりますが、体裁のチェックに10分前後かけていたものが、1〜2分程度で完了できるようになりました。取り扱う件数が多いチームであれば、数分の削減も積み重ねで大きな時間削減効果につながっています。

 

たとえば、インデントの位置が乱れていると嫌な感じを覚え調整を試みる場面は多いのですが、調整がうまくいかずに時間がやたらとかかっていたことがありました。本来は法的内容の検討に注力したいのに、体裁を整えるのに時間がかかってしまってもどかしさを感じたことも。それがBoostDraftのおかげで瞬間的にインデントを揃えることができるようになって嬉しく思っています。

 

山本様:こうした形式に関わるチェックは、Wordでマクロを組んで対応することもできないわけではありません。しかし、Wordマクロを新たに勉強する時間は必要ですし、そもそも法務としての本来業務ではないと思っています。BoostDraftを使うことで、効率化に向けた対策を学習する時間もいらなくなり、法律・法令の学習に時間を当てられるようになっているというのも実感していますね。

 

荒井様:時間の削減だけではなく、心理的な負荷を削減できるのも非常にありがたいです。契約書は、法務の顔として信用に関わる成果物であるため細かく確認をする必要があります。以前は、契約書審査が完了しても見直しのために寝かせる等時間をおいてから再度確認するという状況でしたし、確認が完了したと思ってもミスを見落としているなんてことも。文書の確認を人の目で対応するには限界があると思っていたなか、BoostDraftは文字を打ち込んだ時点ですぐにエラーを指摘してくれますし、最後にもまた問題ないことを瞬間的に確認できるので、形式的なミスを起こすことがないと安心して対応できています

 

山本様:表記ゆれや定義ゆれ等、契約書の形式に関して厳しく指導されてきた経験もあって、そうしたミスに過度に神経を尖らせていました。日々気をつけて確認をしているのですが、結局ミスを見落としてしまうこともあって、心理的な負荷は非常に大きかったですね。BoostDraftのおかげで、不必要な労力がかからなくなったのは本当に助かっています。

ーーBoostDraftを使ってみて、「これは便利だ」と感じる機能があれば教えてください。
荒井様:文中の定義条項や定義語にカーソルをあわせると、ポップアップで参照文が表示される機能は、すぐに内容が確認できるのが楽なのでよく活用しています。たとえば、甲と乙がどちらだったか確認する際にも、ページを最初まで戻らなくても確認でき、確認のために行ったり来たりを繰り返すちょっとした苛立ちを解消できているように思います。

 

山本様:条文の挿入や削除を行った際に、参照条文や引用条文の番号ずれを自動で修正してくれる機能もよく使っています。以前は、新しい条文を入れるたびに「条」という言葉で検索をかけて該当箇所を探し、「何条から入れたのか」を考えながら番号を計算して直していたのですが、時間はかかるし煩雑さを感じていました。BoostDraftを使ってからは、そうした作業も瞬間的に完了できるのが嬉しいですね。

ーー実際に使い始めてから、操作に迷ったり、使い方で困ったりすることはありませんでしたか。
荒井様:BoostDraftさんのサポートが手厚く、いつも丁寧な説明会を開催してくれるので操作面で大きく困ることはありませんでした。新たに利用を開始する社員がいても、説明会を開催してほしいとBoostDraftさんにお願いすると快く引き受けてくれます。その分、社内で使い方を説明する工数を割く必要がなくなっているのではないでしょうか。

 

山本様:サポートとは別の話になりますが、BoostDraftのユーザー会に招待いただいたことがありました。他社の法務担当者の方がどのような使い方をされているのかや、業務の仕組み化について伺うことができました。また、名刺交換をはじめ交流する機会となったので有意義な機会をいただいております。ユーザー会で知り合った方とは後日仕事で関わったケースもあり、ネットワークの広がりを役立てられたこともありますね。


その会のなかでも改善要望のヒアリングをしていただくことがあり、ユーザー目線で開発をしてくださる企業なんだと実感したのを覚えております。

 


 

法務としてどこに力をいれるべきか、その取捨選択がBoostDraftによって力強くできる

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ーー今後、BoostDraftをどのように活用していきたいですか。
荒井様:グループにおける契約書の品質を保つために、BoostDraftを積極的に活用していきたいです。特に、今後新たに法務部の人員が増えても、BoostDraftを活用してもらって形式審査・体裁チェックを効率化し、本質的な契約書の内容や法律の理解等を学習する時間を増やせればと考えています。

 

ただ、現在計画しているのは、配属後しばらくは、まずは自分の手で形式を整える経験を通じ、契約書の一字一句、形式の細部にまで目を光らせるという姿勢を養うため、初期教育の一環としてあえて手作業の期間を設けようと考えています。こうした基礎を体感したうえでBoostDraftを活用することで、高い品質維持と効率化を両立できる法務人材を育てたいと考えています。

 

今後グループ内でさらに広く展開していきたいとも思っておりますが、会社によってはコストがネックになる場面もあります。ぜひBoostDraftさんには、機能をミニマムにした形での提供も検討してもらえたら嬉しいですね。

 

山本様:やはり、契約書の形式を確認・修正するのはBoostDraftに任せ、本質的な契約内容の検討に時間を使っていくのがよいと考えています。法務をはじめドキュメント作業をする方全員がBoostDraftを使っているのが当たり前になってほしいので、自身としても使い込みながら、周囲にも活用を広めていきたいです。

ーー法務業務のなかで BoostDraft が特に効果を発揮していると感じる場面、そして導入を迷っている企業へ伝えたいポイントがあれば教えてください。
荒井様:法務として重要なのは、法律に沿った上で自社の利益を守るところにあります。そのためには乱れのない契約書を作ることは必須だと考えており、もし何かあれば「他にもミスがあるのではないか」と取引先に受け取られ、交渉を難しくすることが想定されます。

 

BoostDraftを使うことで契約書の品質が安定できれば、ミスに対する負担を軽減できるだけでなく、より本質的な内容検討に注力できるようになります。自身のリソースに上限があるなかで法務としてどこに力をいれるべきか、その取捨選択がBoostDraftによって力強くできるようになると思います。

 

山本様:実務目線で、契約書審査の目検作業から解放される点は改めてお伝えしたいです。たとえば、桁数によって数字の全角・半角をどうするか、人によって認識が異なる場合があったり、条文を追加・削除したりすることも日常茶飯事です。そうした契約書の形式はBoostDraftが自動で修正し、誰が作業しても同じように統一してくれます。これまで1つひとつ目検で確認していた作業のほとんどがBoostDraftでできるようになり、法務として必須のシステムだと実感しています。もしかしたら、法務だけではなくIR部門などドキュメントを扱う部署は親和性が高いかもしれませんね。ぜひ多くの方に試していただきたいです。

BoostDraftで契約書作成を簡単に

BoostDraftの特徴や各種機能、料金プランについてわかりやすくご紹介しています